今夜は友情????
城戸志保(きどしほ)先生の描く小学男子の日常日記!
日常がこんなにも濃いものだったとは!
えっ。地味な話なんじゃね?と思ったそこのあなた。ブッホォッ∑(゚Д゚)って言っちゃうよ。
- 著者 城戸志保
- 出版社 講談社
- 掲載誌 月刊アフタヌーン(毎月25日発売)
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ブッホォッ(笑)どいつもこいつも 真剣そのもの!(笑)
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清水史郎(きよみずしろう)と信楽大伍(しがらきだいご)は小学5年生で同じクラス。
自他ともに認める優等生の清水くんは、ある日クラスメイトの信楽くんがスゴイ作品を作っているのを見つけてしまいます。
でも、落ち着きがなくかんしゃくを起こしては予測不能な行動をする信楽くんはクラスの問題児。誰もその作品の価値を見出し(みいだし)ません。信楽くん本人でさえ。
自分のような優等生は、信楽くんのような問題児とは対極の存在だから、不用意に近づいてはかえって信楽くんを傷つけてしまうと、遠くから観察を始めます。
いや〜主人公二人の真剣さがたまらなく笑ちゃいます。全く笑わせようとしてないのに笑っちゃいます。相手が真剣であればあるほど笑いを誘う事ってないですか?
絵もセリフもただただ真剣
なのに笑っちゃうのよ😆
小学5年生男子二人の日常日記は、、、アメイジング!
まだ友情までいってない。そもそも、友達なのか?
そんな小学5年生の男子二人の日常日記。
えっ?これって日常なの?小学生の日常がとんでもなくミステリアスで、パワフルで、ショッキングで、アメイジングに展開していきます。もうネ、目が離せないのですよ。まだ1巻目なのにどっぷり首まで浸かっちゃったって感じです。
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こう書くとただただ面白いギャグ漫画のようですが(ギャグ漫画ではありません)、ものスゴイ普遍的なことが描かれていて、
『あなた、相手のことちゃんと見えてる?』って問いかけられてる気がします。
清水くんは、信楽くんの事を、『落ち着きがなく、予測不可能な行動をして、クラスメイトや先生に迷惑をかけている。』と見ていて、クラスの他の子達も怖いとか、白いものしか食べないとか遠巻きに眺めたり、噂してばかり。
実際には関わろうとせずに起こった事象や聞いた話だけで相手を断定して、ラベルを貼って、そしたらもう決定でそれ以上の判断も評価もしようとしてはいないのです。
でも、ある時清水くんは、信楽くんの図工作品に感心してしまいます。あまりにも熱烈に信楽アートを見たいがために、それはもうストーカーみたいになってしまうのです。
そうして、近づきすぎてしまった清水くんは信楽くんに
『清水おまえ、ちょっと、だいぶ、落ち着きないんだな。』
って言われてしまうんですよ。
清水くんからすると『えっ。俺が?』ってなっちゃいますよね。
信楽くんから見える俺って?って。
クラスメイトや先生から評価されている自分とも、自分自身の評価とも全く違う見方をされて混乱します。
そうして、清水くんも信楽くんを深く知っていきます。
『信楽くんはやさしい。それは本当だ。それでいいじゃないか今は。』
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まどうてください まどうてください
各ページに見所があると言っても過言ではないこの作品。
全てを紹介したいところですが、
各ページに見所があって…
全てを紹介したいって…
マズイだろ。😅
紙コミックの帯のイラストでも紹介されている清水くんが<絶叫>しているシーンからどうぞ。(ココは私のツボでした。もう沼から這い上がれません(笑))
信楽アートを見学できて尚且つ(なおかつ)手に入れられる絶っっっっ好のスポット(自宅前の空き地のどくだみ畑)を失った時の絶望。
からの放心。
からの一縷(いちる)の希望。
からの再度の絶望。(絶望極まって、皆勤賞をフイに)
からの信楽くん拉致。(?)
なぜか、パジャマにエプロン姿。(皆勤賞など眼中にない理由がここで解明)。
からの信楽くんへの八つ当たり。
そして、『まどうてください。まどうてください。』ですよ。これ多分、関西〜瀬戸内あたりの方言です。ひとつ前のコマに答えがあるので見てみてください。
<実例>
新しい消しゴム貸したら、割れて返ってきた。
『買うたばっかりじゃのに、どうしてくれるんよ。まどうてんや!』
ごめんなさい。話が長くなってしまいました。ここまでで、9ページ使っています。つまり、ほぼ1ページにひとつ感情を入れていて、ページが変わるたびに、読者は清水少年の感情のジェットコースターに乗ってしまうわけです。
こういうのが190ページ続きます。
いやもう、読むわ。
小学生男子は着たら着たまんま!
いや〜 城戸先生ほんとよくご存知で。(^◇^;)
多分季節は6月初旬、梅雨入り直前くらいの暑い日。信楽くんは厚着をしてきていて、清水くんはどくだみ畑で創作活動をする信楽くんが熱中症にならないかハラハラしながら見守るシーンがあるのですが、まさにそれっ!と思ってしまいました。
小学生男子は朝出て行ったまんまの格好で帰ってきますよ。
暑くってもフリースのパーカーを着たまんま。寒くてもランドセルに突っ込んだジャンパーは着ない。何なんですかね。体温調節機能は付いて無いんですかね?面倒くさいにも程がありますよね?そんなに耐えられるんなら、もっと他に忍耐力使って欲しいですよね。
そんなこともありましたね。
まあ、こんな場面も出てきますので是非見つけてください。
それから、主要な登場人物の名前は「や○も○」つながりです。そこもお見逃しなく!
四季賞にて大賞受賞🏆
2022秋のアフタヌーン主催の新人賞「四季賞」にて大賞を受賞!
選考委員を務められたのは、『働きマン』『シュガシュガルーン』『ハッピー・マニア』『後ハッピーマニア』の安野モヨコ先生。
なんと、城戸先生2021年12月から『どくだみの花咲くころ』を描き始めて、2022年5月コミティア140(同人誌販売会・コミケ)に出店、雑誌編集さん(多分アフタヌーンの方、のちに担当編集者になられた模様)に声をかけられて「四季賞」に応募。見事大賞受賞とトントン拍子で連載に至っています。素晴らしい作家さんを見つけてくださった編集さんありがとうございます。1巻あとがきにて詳しく語られています。
くっぅぅぅぅ
世界は才能で溢れている(ToT)
編集長総評が総評にも関わらず、全文『どくだみの花咲くころ』に捧げられているところがまたツボです。↓
アフタヌーン公式サイトより引用↓
絶賛、全国の書店にて並んでおります!(2024年5月22日発売)是非、紙コミックを手にに取っていただきたい!
無かったら書店員さんに「すいません。注文いいですか?」って一声おかけください!小さなコミニュケーションが大きな喜びを運んでくれますよ!
今夜もお付き合いいただきましてありがとうございました。
- 表紙カバー質感 光沢ツルピカ系
- 題字のフォント 独特 (城戸先生のお手製か?)
- カバーイラスト前 大きく主人公二人(清水くんが信楽くんから目が離せない)
- カバーイラスト後 名場面のコマいっぱい
- 本体表紙 題字のフォントデザイン
- 帯 結構細かく説明してくれてます(笑)
レンタルして読んで気に入ったら、差額で購入できちゃう!↓(広告)