今夜はBLっっっっ!
うう〜ん。ついに書いちゃうよ高天!
この作品でBL沼にハマったノンケ女子多数とみたっっっっ(๑˃̵ᴗ˂̵)
- 著者 はなげのまい
- 出版社 KADOKAWA
- レーベル KITORA
- 初出 pixiv
- web連載 ダ・ヴィンチweb
- 既刊単行本 1、1.5、2、3、4、5巻(計6冊)
- 主人公 高良瞬×天城太一
なんかBLってポップじゃね?と思わせた『高・天』スゴくね?
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『もう特に話す理由もないじゃん』
高校2年の春同じクラスになった高良くんと天城くん。
天城くんは同じ環境委員の高良くんの笑顔を見て無意識に「好きだな」と言ってしまいます。
自分の発言に自分で驚く天城くんでしたが、高良くんから「付き合ってみるか。」と思いがけないひと言を返され、2人は付き合う事に。
でも、クラスでも1軍のクールでイケメンな高良くんは、女子にも男子にも囲まれて、地味でフツメンの自分とはあまり接点もなく不安に駆られる天城くん。
そんな時、後輩女子に告白された高良くんが言った言葉が天城くんの心を抉(えぐ)ってしまいます。
「付き合ってる気でいるのは俺だけなのか?」という疑問が確信に変わって…
クール過ぎて言葉にも表情にも表すのが下手な高良くんと、自分に自信がなくグルグル不安思考の天城くん。
そして、冒頭の別れ話へと続くのである。
2人のLOVEはどう進むのか?読者の見守りは続くぅぅぅ。
いや〜好きになる気持ちわかるわ〜
今時のDK(男子高校生)がぐるぐる(迷走)しながらお互いの気持ちを撚(よ)り合わせて行く過程が
丁寧に、まんま高校生のまま展開していく毎日が愛おしいのですよ。
傷ついたり、でも、誤解だったりしながら2人と友人たちの折々(おりおり)、徒然(つれづれ)が紡がれてゆきます。
2024年4月の第5巻の発売日時点で、紙本と電子書籍合わせてシリーズ累計80万部突破の偉業を成し遂げた『高良くんと天城くん』には甚(はなは)だ申し訳ないのですが、まだ手に取っておられぬ方々のためにご紹介させていただきます。m(_ _)m
今時DKはこんなしゃべり方
なんと言ってもその魅力は、リアルな会話にあると思っています。
我が家に居りました息子も、親世代からすると「?」な会話をしておりました。
例えば電話での会話ですが
「いえ、そういう話は全く存じ上げませんが、こちらへお掛けで間違いないでしょうか?」
「はあ、うーん。それではこちらも、取るべき手段を考えないといけませんねぇ。」
なんの電話かと思ったら
「えええええ。まじで明日部活あんの〜 (๑•ૅㅁ•๑) 台風だっつってんじゃん。( *`ω´) 」
てな感じで、めっちゃ本題に入るのに話が長いっていうかドラマ作るっていうか、
頭沸いてんのかって心配になっちゃいそうですが、『高・天』読んで納得。
今時の会話スキルなんですね。
古典がいい味効かせています
はなげのまい先生はすごく勉強家だったのではないかと思わせるのが、授業内容がストーリーとうまく噛み合っているところです。
高良くんと天城くんでは古典が重要なキーとして使われています。
先程、リアルな会話がこの物語を魅力あるものにしていると言いましたが、
会話にできなかった心の内側を丁寧な言葉で綴ってゆきます。
それは、軽くノリのいい耳に入ってくることばとは裏腹にドロドロとした感情の渦巻く生身の叫びのようにも聞こえます。
言葉にしたり態度に表すのが苦手な2人が故に、心の描写は饒舌です。
はなげのまい先生によって紡がれる文学的な雰囲気が、
この登場人物と物語を輝かせているのです。
「らうたし」
古語辞典で引いてみられたし
こんなに帯が最高なコミック見たことない!!!!!
毎巻。帯コピーが秀逸!
特に最新5巻の帯は白眉(はくび・最優秀なもの)。
『読む前から好き!!!!!』って…
言ってくれちゃいました。ぶはっε-(´∀`; )
高天ファンに限らず、紙コミック待ち望んでる全ての紙本ユーザーの心を見事に代弁。
待ちに待って手に入れた本。好きに決まってる!
帯にハート射抜かれちゃう事ってあるんですね〜
ここで一句
「紙本は 帯まで最高 手にとらむ」(≧∀≦)
シンプルでポップな装丁デザインは「円と球」
デザインを担当しているのは「円と球」さん。数々のコミックスを手掛けておられますが、
各作家の持ち味を存分に引き出し、読者が手を伸ばしてしまうツボを心得ています。
『高良くんと天城くん』(装丁)の方向性を決定づけた第1巻はまさに神巻。
モノトーンに1色プラスしたポップかつシンプルなデザインは、
原作の魅力を存分に伝え、BLコミックを初めて手に取る読者もためらいなくレジまで持って行けるという、神業を成し遂げたのです。
いろいろやってます!
単行本以外にもいろいろな媒体で発信している『高・天』です。先にも書きましたが、最新話はダ・ヴィンチwebにて配信されていますし、
ボイスコミックと言って漫画の画像に声優(cv キャラクターボイス)さんが声を入れてストーリーが進むyoutube動画もKITORA(KADOKAWA キトラ公式ボイストゥーン)にて配信されています。
どちらも無料なので是非のぞいてみて下さい!
さらに、はなげのまい先生のすごいところは、『高・天』のスピンオフ『兄貴の友達』という高良くんの親友(?)田中隼人くんの弟、優也くんと田中くんの中学からの友人柿本くん(柿×優)のカプ(cp カップル)のコミックを同時進行で執筆し、こちらも3巻刊行し、続編である『兄貴の友達 ぼくらのおうち』(ひと足お先に社会人×大学生同棲編)まで大ヒットさせて
さらにさらに、
LINEマンガインディーズにて、『高・天』を読んでいると2倍、いや3倍楽しめる『王子と僕』という作品も描いておられます。
ファン垂涎(すいぜん)の連載です。
言わせて下さい。
「もう、大好きです。」と。
ご多忙すぎたのか少しお休みされておられますが(2024年7月時点)、まだ初見の皆様是非
『高良くんと天城くん』を手にとって頂ければ嬉しい限りです。
今夜もお付き合いいただきましてありがとうございました。
- サイズ A5判 ちょっと大きめ(148×210) (読みやすい)
- 表紙カバー 光沢ツルピカ系
- 表紙の紙質 クラフト紙 ざらっとした感じ (ナチュラルでおしゃれ)
- 帯 同じくクラフト紙 (色味を抑えてカバーとマッチしてる)
- デザイン シンプル イズ ベスト!
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